Googleがここ数年、ずっとおかしいと感じているのはきっと私だけではないはずです。
Microsoft入りした元Google社員がGoogle離れの理由を語る
「私が情熱を持っていた技術企業Googleは、今や管理された広告会社になってしまった。」
米Googleを退社し、米Microsoftに転職したジェームズ・ウィテイカー氏は、MicrosoftのMSDNブログでGoogleを辞めた理由を説明しています。
元々Microsoftの社員だった彼ですが、以前Googleに転職し、Google+のAPIなどを担当するエンジニアリングディレクターをしていたようです。
http://www.itmediaさんからの引用で、彼の主張をご覧になって下さい。
彼は自身のGoogle+に「残念ながらGoogleは世界を変えるための場所ではなかった」という投稿を残し、13日以降更新していません。
1300語に上るMSDNブログの投稿で同氏は、入社時はエリック・シュミットCEOの下、Googleは技術者にイノベーションの権限を持たせてくれる社風だったが、ラリー・ペイジ氏がCEOになり、Facebookに対抗しようとしはじめたところからおかしくなったと語る。
“ソーシャル”が至上になり、「検索も、Androidも、YouTubeも、すべてがソーシャルでなければならなくなった」という。
左は現CEOのLarry Page氏。右はEric Schmidt氏。
それまでもGoogleは広告で成り立つ企業ではあったが、シュミットCEO時代は技術者にとっては広告はバックグラウンドにあるもので、Googleは“イノベーション生産工場”のようだったという。だが、ページ氏は革新の象徴だったGoogle Labsや多数のサービスを終了させた。
GoogleはWebでの“共有(シェア)”が破たんしており、それをGoogle+が修復すると主張するが、「共有は破たんしてなどいない。Googleがその一端を担えていないだけだ」と批判する。
同氏は数カ月にわたってGoogle+のために尽力したが、その結果は競合するFacebookの機能向上に貢献しただけで、世界は変わらなかったという。
引用終わり
MSには、彼の求めていたものがあるのでしょうか。
米マイクロソフトのCEOスティーブ・バルマー氏
よくある技術者と経営者のすれ違いの問題です、と、簡単に言って良いものでしょうか。
最近のGoogleのユーザーのプライバシーの扱い方(利用者の個人情報を守る事より、自社広告の利益を優先してそれを使う事)や、周囲からの批判をなんとも思わない態度を見ていると、なんだか傲慢さがやけに目に付きませんか?
Googleはけしてこんな企業ではなかったと、私は強い違和感を感じています。
Google Labsはともかく、検索と地図以外でイノベーションなんかGoogleは起こしてこなかったとは思いますが、常に二番煎じでいいから手当り次第何でもトライし、使えるものをその中から探し出すと言う、当たって砕けろ的ながむしゃらな挑戦者的部分は残っていて欲しいものです。
ですが、CEO交代によってGoogleは明らかに違った方向へと向かっているようです。
それが、利用者にとっての利益になるならば、誰もが歓迎する事でしょうけれど。
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Googleは昔のGoogleではなくなった。今、Googleに何が起こっているのか http://t.co/WWFWOTQi